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Defi(分散型金融) 暗号資産

DeFi(decentralized finance:分散型金融)とは?

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Defiとは、「分散型」という言葉の通り、中央集権的な管理者なしで金融サービスを提供する仕組みのことを言います。従来の金融は、例えばお金の貸し借りでは銀行(管理者)が間に入って、貸す人と借りる人をつなぐサービスを提供しています。しかし、DeFiは、プログラムによって、こうしたお金の貸し借りを始めとした金融サービスを、銀行などの管理者を介することなく可能にしています。銀行などの経営主体がないため、倒産リスクもありません。しかし銀行がないということで、資産の管理は自分自身でする必要がります。

また、仲介者なしにサービスを受けられるということだけが、Defiの目指すものではありません。DeFiという言葉の発案者の一人であり、分散型賃借マーケットを提供するDharmaのブレンダン・ファスターCEOは、「インターネットがニュースメディアにしたことを、金融でDeFiが行う」とDeFiが目指す世界観を話しています。これはつまり、インターネットが誰もが情報発信を可能にしたように、DeFiは誰もが金融サービスを提供したり、提供されたりすることを可能にするという世界を目指していることを指しています。

日本では金融サービスにアクセスできないということは少ないですが、海外ではそもそも銀行口座を持っていなかったり、戦後まもない日本の様に米ドルの交換レートが決まっていたりする国があり、金融サービスが自由にならない地域が多くあります。DeFiはこうした人々に自由なアクセスが可能になる世界を目指しています。

現在は管理主体や団体がいるサービスでもDeFiに分類されることもあります。広義の概念では、イーサリアム(ETH)などのスマートコントラクトで動作する金融サービスアプリケーション全般を指しています。

参考までに、どれくらいの資金が流れ込んでるかというと、2021年3月31日現在、$43.69億ドル。コロナショック以降、コロナに対する経済対策で米国を筆頭に紙幣をじゃぶじゃぶ発行しており、その有り余った資金が流れこんでる。しばらくはこの傾向が続くとおもうので、参戦しない手はないかと思います。

引用:https://defipulse.com/

目次

イーサリアム・アプリケーション

「DeFi」と呼ばれるほとんどのアプリケーションは、イーサリアムブロックチェーン上に構築されている。イーサリアム(ETH)は単なる取引だけでなく、他のタイプの分散型アプリケーションを開発しやすい点でビットコインとは異なります。

こうした金融における複雑な用途は2013年、イーサリアム(ETH)の元々のホワイトペーパーの中でイーサリアム(ETH)の生みの親であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が強調していた。

スマートコントラクトを実現するイーサリアム(ETH)は、大きな柔軟性を提供している。スマートコントラクトは、特定の条件に合致した時に、自動的に取引を実行するものです。

ソリディティ(Solidity)などのイーサリアム・プログラミング言語は、そうしたスマートコントラクトの作成、展開に特化しています。

例えば、ユーザーは次の火曜日に友人にお金を送金したいとする。ただし、weather.comによって気温が32℃を超えた場合のみだ。こうしたルールをスマートコントラクトに記述することができる。

スマートコントラクトを核として、数十のDeFiアプリケーションがイーサリアム上で運用されている。しかしながら、イーサリアム(ETH)の価格がコロナショック以降のバブル相場の影響を受けて手数料が暴騰しています。今の価格で計算すると、1回の手数料が約5,000~10,000円。預入・引出で2回ひつようですから、合計10,000~20,000円必要になります。少額で運用しても手数料負けの可能性が有る為、400万~500万位の資金を用意する必要があります。つまりは、資産を持ち合わせている人しか参入できないと言うことです。ここで、手数料の削減を目的として、イーサリアムブロックチェーンの大規模アップグレードが2020年12月から計画されています。「イーサリアム2.0」は、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題に段階的に対処することで、Defiアプリケーションのさらなる成長を実現する事を目標としてます。

ここでは、詳しく触れませんが、イーサリアム上で運用されているDeFiアプリケーションの手数料の高騰をうけて、海外の仮想通貨取引所のひとつであるBINANCEが、バイナンススマートチェーン(BSC)というサービスを始めました。これは、ある意味、『分散』というより『中央集権』?といった側面はありますが、非常に安価な手数料を実現しています。

人気のDeFiアプリケーションとは

■分散型取引所(DEX)

暗号資産取引所では、ユーザーはドルをビットコインに、イーサリアムをDAIになどに交換できる。DEXはユーザーを直接つなげ、ユーザー同士が暗号資産を取引できるのがDEXだ。仲介業者を信頼してお金を委ねる必要はない。

レンディング(貸付)プラットフォーム

スマートコントラクトを使うことで、レンディング(貸付)を管理する銀行などの仲介業者を排除したプラットフォーム。

Wrapped Bitcoin(WBTC)

ビットコイン(BTC)に裏付けられたERC-20トークン(ERC-20規格に準拠し、イーサリアムブロックチェーンで発行される暗号資産)。イーサリアム上のDeFiアプリケーションでビットコイン(BTC)を使うための代表的手法となっている。

例えば、ユーザーは前述のレンディングプラットフォームにWBTCを貸し出し、借り手が支払う利子の一部を手にすることができる。

予測市場

選挙など、将来の出来事の結果に賭けるための市場。予測市場のDeFiバージョンの目的は、仲介なしに同じ機能を提供することだ。

新しいコンセプトも登場

こうしたアプリケーションに加えて、DeFiの新しいコンセプトも登場した。

イールドファーミング

レンディングプラットフォームに暗号資産を提供し、利回りを得ることなどをはじめ、さまざまなDeFiアプリケーションを組み合わせて資金を運用すること。

流動性マイニング

DeFiアプリケーションがユーザーに無料のトークンを提供することで、ユーザーを惹きつけること。ユーザーから見れば、アプリケーションの人気が上がれば、トークンの値上がりが期待できる。

イールドファーミングの一種であり、いま最も人気を集めている形態。

コンポーザビリティ(構成可能性)

DeFiアプリケーションはオープンソース、つまりプログラムは公開されており、誰でも閲覧できる。そのため、これらのアプリケーションは、新しいアプリケーションを構築する際に、部品(構成要素)として利用することができる。

マネー・レゴ

「コンポーザビリティ(構成可能性)」のコンセプトを別の方法で表現すると、DeFiアプリケーションはレゴ(LEGO)──子供が建物や乗り物などを作って遊ぶブロック──に似ている。DeFiアプリケーションは新しい金融商品を開発するために、あたかも「マネー・レゴ」のように簡単に連結させることができる。

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